土木工事や建設工事の際に重要なのは、土の性質を十分に理解しておくことです。土の性質をよく理解した上で扱えば、建造物を支え、安心な暮らしの大きな味方となりますが、ひとたびその扱いを間違えれば、沈下や土壌、地下水汚染など、建造物や人間に大きな被害をもたらしかねません。ですので土木・建設工事に際しては、土の性質をよく知り、慎重に扱う必要があります。
土の性質は具体的に次のように整理できます。
1)力学的性質:強さ、ねばりけ、硬さ、透水性 など
2)物理的性質:粒の成分、水の含み具合、間隙の大きさ、粒の大きさ、重さ など
3)化学的性質:粒の成分、pH など
[参考]
DVDを見てわかる住宅の基礎と地盤 ザ・ソイルⅢ/監修 藤井衛 企画・編集 若命善雄 高田徹
建築家のための土質と基礎 新ザ・ソイル/共著 藤井衛 若命善雄 真島正人 河村壮一