軟弱地盤の上に住宅を建築する場合に、建物の安定性を確保して不同沈下を防ぐ目的で、地盤に人工的な改良・補強を加えます。ワイズ技研では、柱状改良を中心に、現場管理者を常駐させて迅速かつ丁寧に地盤改良に取り組んでいます。
固化剤スラリー(セメント系固化材料と水を混合したもの)と現状の土を特殊な施工機械(図1)を使って混合撹拌し(図2)、地中にコラム( 柱) 状の改良体を造成します。(図3)。改良柱体の指示力性能によって建物を長期的に支えます。
基礎直下の軟弱地盤とセメント系固化材を混同撹拌・転圧し、硬質で均一な人工地盤を造成します。この人工硬質地盤によって構造物荷重を改良部下部地盤に分散低減されて均一荷重として伝播し、長期の安定を図る工法です。
狭小敷地やその他制限のある現場以外は1tフレコンを使用します。
必要に応じて改良天端レベルまですき取ります。
所定の配合量となるように均一に敷きならします。
特殊バックホールによる施工が一般的ですがスタビライザー等による施工の場合もあります。
改良土の締め固め作業として転圧を行います。
改良天端は基礎ベース下部となりますので、レベルチェックは入念に行います。
必要に応じて散水(含水比調整)し、改良土の強度増大を目的とした転圧を行います。
設計通りの改良厚さが確保されているかの確認を行います。
すき取り作業により仮置されていた土を客土し、全体を整地して作業終了です。
直径100mm ~ 200mm 程度の住宅基礎においては地盤改良的に扱う小口径鋼管杭工法です。当社で多く用いられているのは一般構造用炭素鋼鋼管(STK-400)の杭径が101.6 ㎜ ~ 139.8㎜ 程度のもので低層建物用支持杭として施工実績を重ねております。現場状況に応じて施工方法および施工機械の選択を行ないます。回転圧入方式で施工するので振動も少なく残土もほとんど出ません。硬質層(支持層)まで施工するので安全確実な工法です。
GRRシート工法は、砕石地業中にジオテキスタイルを二重に敷設することで、支持力を増加させる地盤補強工法です(建築技術性能証明取得済)。施工に伴い発生する振動や騒音が小さいのが特徴です。
施工後地中深くに残すものがなく将来建築物を解体する際に容易に撤去することができるため、土地の価値を下げません。また、専用シートはポリプロピレン100%でできており不要になった際は燃焼処理が可能なため、地球環境に過大な負担を与えない環境に優しい工法です。
コンクリート製の既製杭です。施工機械が大型で杭一本あたりの指示力が大きく取れるので、中層以上の比較的大規模な建築物や構造物に採用するケースが多いです。高コストとなる場合が多いですが地盤状況によっては一般住宅で採用する場合もあります。
2021.03.5
2020.04.22
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