「土」を捉えなおす

こんにちは!ワイズ技研です。

私はNHKのヘウレーカを毎週録画しているのですが、1/15放送分の「ノー “土” ノー ライフ!?」を先日見ました。

又吉直樹のヘウレーカ!
お笑い芸人で作家の又吉直樹が、「言われてみればどうして?」という暮らしに潜むフシギを見つけ出しひも解く教養バラエティ

公式HPより

住宅地盤、地盤改良の観点というよりも、農業的な観点から捉えた「土」についてでしたがとても勉強になることばかりでした。
土についてはメカニズムが解明されていないことがまだまだ多いということ(例えば黒ぼく土が黒ぼく土になっていくプロセスや、土壌が酸性化していく過程など)
国によってその国にとってのメジャーな土というのは全然違うこと、世界的な人口増加の影響はすでにはじまっていて、農業に適した土や土壌の争奪戦が世界的に勃発しつつあること。

私達は住まいの観点から毎日土のことを考えますが、食、農業にとっても土が重要であることはもちろんです。
ただここで難しいのは「住まい」の観点から言う「良質」と、農業や食の観点から言う「良質」というのは真逆であることも多いということだと思います。
例えば腐植土は、栄養分が豊富なため植物を育てる土壌としては「良質な土壌」となり得ますが、腐植土が多い地盤は住宅地盤としては不同沈下のリスクが大きくなり、また柱状改良工法を適用したい場合などには固化材によって固化しづらいことが多いため腐植土が多く堆積した地盤のことを「良質な地盤」とは呼びづらいです。

ただどちらの観点も人間の安全な暮らしにとっては必要なことです。食、住まいはもちろん、地球上の人間の営みは地面の上で起こっていて、そのことについて考えを巡らすことは地球上の誰にとっても大事なことです。
しかし人と土は暮らしの上で切り離せないということを、大きくは捉えられても普段なかなかその実感を持って土について触れたり考えたりすることはなかなか難しいと思います。
当社の場合は住宅地盤という観点から土や地盤についての情報発信をこちらのHPから行うことで、その理解の一助となれればと考えております。

 

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